2015年9月10日木曜日

PTPメンバーのイチオシアニポケ回 霙編

というわけでこの企画もラストです。自分も含めて3人以上集まればやろうと思っていましたが、予想以上に集まってくれて何よりです。


早速私のイチオシの回ですが、なかまささん編の記事でもチラッと言ったようにロケット団メインの回です。 実は私、BWの頃にこれまでムサシとコジロウの手持ちにいたポケモンだけでPTを組んだことがある程度にはロケット団が好きだったりします。
そんなわけで本題です。ここまで全員が無印編の回を推してましたが、私はDP編73話の「さよならドクケイル!」を推します。

おおまかに話の流れを説明しますと、その季節になるととある湖に恋をしたドクケイルが集まり、想い人と共にテンガン山を越える渡りをするんですよね。そこでムサシがAG編から共にしてきたドクケイルも他のトレーナーの色違いのドクケイルと恋に落ちてムサシの元から離れていくというお話です。サトシ達の「バイバイバタフリー」のオマージュのような感じですね。

淡々と説明しましたが、AG編の時にケムッソから育ててきてそれからずっと共に過ごしてきて一緒にコンテストを優勝したこともあるドクケイルと別れることはムサシにとってもドクケイルにとっても当然辛いことなんですよね。 ですがムサシはかつて自分がアイドルを目指していた頃の初恋が実らなかったことを思い出し、ドクケイルにも同じ思いはさせたくないということでドクケイルを手放す決心をします。

ところがその渡りの日に豪雨で土砂崩れが起きそうになります。そこで何としてでもドクケイルに渡りをさせたいムサシは湖を守ろうとするんですが、そこで湖に駆け付けたサトシ達と一時休戦ということで協力して岩を運んで堤防を作り、無事湖を守ることが出来ました。自分のポケモンを想う気持ちはサトシ達もロケット団も同じということですね。

夜には雨もあがっていよいよ渡りをする時ですが、やっぱりドクケイルはムサシの元から離れることを躊躇してしまいます。そこでムサシはドクケイルが戻ってこれないように、「もう、お前の帰るモンスターボールは無いのよ!」と言ってドクケイルの入っていたモンスターボールを壊しました。この一連の流れの時のムサシとドクケイルの表情が本当に良くて何度見ても泣けますね…… そうして退路を断たれたドクケイルはムサシに見送られながら自分の想う相手と共に渡りをします。

もう、お前の帰るモンスターボールは無いのよ!


話の内容はここまでになります。自分も別れるのは辛いのにポケモンのことを思ってここまで出来るムサシはマジで良い母親になると思います。 ロケット団メインの回ってこれ以外にもアーボックとマタドガスと別れる回とかムサシのハピナスの回とか感動系のエピソードが多いですよね。この記事書くためにもう一度見直しましたが、二十歳の男が一人で涙している光景は我ながらなかなかキツいものがあったと思います。

考えれば毎回のようにポケモンを攫っているのに、アニメにたまに出てくるポケモンハンターみたいな悪党みたいにポケモンに酷いことをする描写もありませんし(ハブネーク捕獲の時みたいにコメディな感じなのはありますが)、本当はこんなにポケモンのことを大切にしているというのも自分の中ではグっときますね。なので絶対ムサシとコジロウは悪役には向いてないと思うんですよ。逆に言うとここまで愛らしい悪役はそうそういないと思います。

話は若干逸れますが、毎回のようにポケモンを攫っているというので思い出しましたが、BW時代のアニポケはロケット団が殆ど登場しませんでしたよね。それまで13年以上皆勤賞だったのでマンネリを避けるというのもあったのかもしれませんが、やっぱりいないと寂しかったですね…… たまに出てきたとしても「やなかんじ~!」も無くてロケット団らしからぬクールさでしたし。

それだけにエピソードNで復活した時は感激でした。BGMに「ロケット団よ永遠に」が流れていたのも粋な演出で素晴らしかったですね。 復活までの期間にロケット団がやっていたネットラジオも聴いていましたし、復活の時は自分の中で物凄く楽しみにしていました。そういえばそのネットラジオでロケット団のグッズが全然無いって本人達が嘆いていたことがありますが、私ももっとグッズを出してほしいと思いますね(笑)


結果的に話がかなり逸れましたが、自分が語ることはこのくらいになります。改めて見直すと量的にはそれほど多くないかもしれませんが、とにかく凝縮しました。本当はまだ語れることはあるんですが、これ以上別の回を絡めて話を広げるのもいかがなものかと思うので…… この記事でロケット団の魅力が伝わればとても嬉しいです。

というわけでここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。

最後にどれだけ有名か知りませんが豆知識を。 ムサシのソーナンスはムサシがカウンターとしか命令しないため、カウンターとミラーコートを自身で使い分けています。不意の変態型にも対応できそうなハイスペックなソ-ナンスですね。羨ましいです。


ではでは今回はこの辺りで。

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